肥満の10代若者に対して、ぐっすりと眠ることが血糖値によいということがわかった。
フィラデルフィア小児病院のドイト・コーレン研究員は、病院内に設置されたスリーピング・ラボ(睡眠研究所)で時間を過ごした62人の肥満に悩む10代(平均年齢14歳)を調査した。
コーレン研究員が血糖値を調査したのは、太り気味もしくは肥満の10代の若者たちにとって高い血糖値はのちの糖尿病発症のリスクになることがわかっているからだ。同研究員は語る。
「7時間30分から8時間30分ほど寝た10代の若者たちの血糖値が最も低かった。ところが、睡眠時間がこれよりも短かった若者や、浅い睡眠が多かった者の血糖値は高かった」
コーレン研究員は、10代の若者がよく眠ったほうがいい、新たな理由が見つかったと語っている。
出典:the Journal Diabetes Care