子どもに野菜を食べさせたいなら、親が自分から野菜を食べるとよい

 調査によると、研究者たちは連邦プリスクールプログラムに参加しているミシガン州の低所得者層の母親とその子どもに対して、母親がどういった方法で食事を与えているか(指示的か、環境調整など非指示的かなど)、子どもはどういう食事を摂取しているか、母親と子どもの身長と体重などのデータを生後330日めから35歳まで収集して分析した。

 その結果、子どもの体重の増加と母親が指示的に食事を摂らせる(大声で命令したり、無理やり食べさせたり、懲罰や報酬を使ったりする)ことの間には反比例の関係があること、また、母親が良好な食事環境を作って親自身が健康な食生活を送ることと子どもが栄養価が高い食事を多く摂り、高カロリーの食事をあまり摂らないこととの間にも関係していることがわかった。

 研究によると、親に野菜を食べるよう命じられた子どもより、野菜を食べることに納得している子どもの方がより健康的な習慣を持っていた。他には、台所に健康的なおやつを置くことや、毎日同じ時間に食事をとること、買い物の際に子どもを一緒に連れて行って食料品に慣れ親しませることなどを、研究チームは推奨している。
 過去の研究でも、子どもが十分な果物と野菜を食べるかどうかには、母親の食生活が大きな影響を及ぼしていることが確認されている。2010年発表の米研究によると、幼児の果物と野菜の消費量は、母親のそれぞれの消費量と比例関係にあった。

 

出典:American Journal of Clinical Nutrition

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