米国の調査で自閉症の  子どもが2年間で23%増加、 割合は88人に一人

 アメリカの疾病対策センターは3月30日、自閉症の子どもの数が2年間で23%増加し、その割合が88人に1人となったと「週間疾病率死亡率報告」のなかで発表した。

調査は2008年にAutism and Developmental Disabilities Monitoring Networkがおこなったもの。アメリカの14州に在住の8歳児1000人を対象に実施。そのときは自閉症スペクトラムの子どもは11.3%だった。8歳児の自閉症スペクトラムの割合は1000人あたり、4.8%から21.2%と州によって幅がある。また性別や民族によっても割合には差がある。たとえば、男の子の場合なら54人に1人、女の子の場合には252人に1人の割合で自閉症スペクトラムだということがわかっている。

今回の調査結果を2002年に行われたものと、2006年に行われたものと比較したとき、自閉症スペクトラムの子どもの割合が増加していることがわかった。2002年は今回調査した州のうち13州がかぶっており、そのときのデータによると8歳児1000人あたり6.4%(今回は同じ13州で比較すると11.4%)、2006年は11州が重なっておりその時のデータでは9.0%で、今回同じ11州で比較すると11.0%になる。

 ただし、こういった数字は国全体を表しているわけではないことに注意。この数字をもって米国全体を一般化して語ることはできない。

 

出典:CDC  Morbidity and Mortality Weekly Report (MMWR)

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