2011年度新入社員   秋の意識調査

 日本生産性本部が秋に実施した2011年度新入社員意識調査結果が発表された。

 

1.「子どもが生まれたときには、育児休業を取得したい」とする質問に、「そう思う」と回答した割合が男性で72.8%、女性で95.8%、全体でも79.9%が「そう思う」と回答した。

2. 「自分には仕事を通じてかなえたい夢がある」との質問に、「そう思う」と回答した数値は、調査以来21 年間一貫して秋の調査の数値が春の調査の数値を下回る結果となっている。今調査ではその落差が最高値(18.9 ポイント)を記録した。秋の調査の数値は、1999 年以来最低となった(52.4%)。

3.「若いうちならフリーアルバイターの生活を送るのも悪くない」との設問に、「そう思う」と答えた回答が、前年比11.3 ポイント増加し、2004 年以来ほぼ減少傾向にあった数値から増加に転じた(35.9%)。春の調査でも前年比3.7 ポイント増とわずかながら増加に転じ、春・秋通して増加した。

4.「条件の良い会社があれば、さっさと移るほうが得だ」に対し、「そう思う」とする回答が前年の秋の調査より12.4 ポイント増加し、40.7%となった。また転職に関して自身の考えを選択する4者択一の設問では、「転職しないにこしたことはない」と回答する割合は28.5%となり、前年秋の調査より2.7 ポイント増加にとどまった。

5.「従来の基準や慣習には反しても、法律に反しないことであれば、どんな強引な手段や方法をとっても問題はない」に対し、「そう思う」とする回答が、昨年より7.6 ポイント増加し、春、秋の調査を通して過去最高28.8%になった。また「上司から会社のためにはなるが、自分の良心に反する手段で仕事を進めるように指示されました。このときあなたは・・・」に3者択一で回答する設問では、「指示の通りに行動する」が42.2%となり過去最高となった。

6.「3 月11 日の東日本大震災が起きたことによって、あなたのキャリアプランに影響はありましたか」に対し、「そう思う」とする回答が12.6%、「そう思わない」とする回答が87.4%となった。

 

「そう思う」の理由には

・業界に大きな影響が生じ、残業代が全くでない程、会社の業績が伸び悩んでいる
・取引先の製造拠点が海外にシフトしたり、資材の海外調達が増加傾向になりつつあることをふまえて、海外での仕事の可能性を考えた
・今後の社会への影響と日本の企業自体のイメージ低下により競争力の低下

・下請け会社からの納入が遅れたり、節電対策などで作業に工夫が必要だった

・自分の仕事の大切さや必要性を感じた

・天災など何が原因で会社で働けなくなるかわからないので、どこででも通用する技術を身に付

・仮に会社が突然なくなっても生計を立てられるようなスキルを身に付けようと思った
・先ゆきが不透明になり不安になった など

 

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